BISHOUJO
QUEST

まだ見ぬ美少女を発掘し、彼女たちの自宅や街での日常を切り取り、その魅力を伝えていくフジテレビ深夜枠放送の美少女応援番組「美少女クエスト」。テレビ番組ロゴ、WEBサイトの情報設計、アートディレクション、デザインを担当しました。

CLIENT
FUJI GAMES , FUJI TV
MY ROLE
Information architecture, Art direction, Design
CREDIT
Director : JIN KONISHI / Art Director , Designer : SATOSHI SAKAZUME / Technical Director , Frontend Engineer : JUNSUKE TAKEDA / Photographer : RYO SEKIMURA , ZENTA.

ヒアリング

何を作るか、デザインの良し悪しの判断基準や方向性を決める為、ヒアリングを行い、以下の事がわかりました。

  • テレビ番組名は「美少女クエスト」と決まっているが、番組ロゴはない
  • テレビ番組の内容は「世の中に全国で知られていない美少女を、ドキュメンタリーの手法で日常風景を切り取り、その素顔や魅力を伝えていく」
  • テレビ番組の構成は第1章、第2章、第3章...章ごとに前編、後編で女の子を紹介していく
  • WEBサイトはテレビ番組に出演した美少女のお部屋をギャラリー風に紹介するサイトにしたい
  • WEBサイトの更新は運用のWEBチームがいるので、初回公開分と更新方法の簡易マニュアルが必要
  • フジゲームスはフジテレビ子会社のゲーム制作会社の為、ゲーム感を感じられるデザインがよい

デザイン方針

ヒアリングを元にクライアント様とキーワードを探しをしました。キーワードを絞った結果、没入(GAME)、冒険(RPG)、女の子のお部屋(ROOM)をキーワードとして考え、「ファミコン感・ゲーム感」をデザイン方針に決定しました。

ロゴデザイン

テレビ番組ロゴを制作するにあたり、言葉の意味から紐解きをはじめました。美少女とは「一般に容貌の美しい少女を指す」、クエストとは「RPGでは一般にゲームのストーリーを進行させる上で達成する必要がある課題や目標」簡単に要約すると、「美少女版ドラクエ」と考えました。複数提案し最終的に決まったロゴです。ディスプレイの構成要素のドットを組み合わせ番組ロゴを表現しました。

情報設計

番組から毎回提供できる素材として、出演する女の子の簡易プロフィールと番組撮影時にカメラマンが撮影した10数枚の写真と部屋の手書きまどり図と限られた為、その制約内でページとしてボリュームがある見え方になるよう情報設計をしました。初回公開時はTOPと女の子1人のページしかない為、更新でサイトが育っていく設計をしました。公開後の更新はクライアント様で行う為、運営時コストがかからないようテキストは画像文字やSVGは使わずWEBフォント(デバイステキスト)で設計、メンテナンスが楽にできるよう配慮しました。

情報設計資料:

BishoujoQuest_IA.xd

スタイリング

ファミコン感、ゲーム感の伝わる80年代風なRPG(ドラクエ)を彷彿とさせるインターフェース、ビットマップWEBフォントの選定をしオールドテイスト(先進的ではなくアナログ風)で仕上げました。

結果

WEBサイトトップで今後放送される美少女をチラ見せしている事もあり、テレビ番組を観たアイドルファン層が次の放送はこの子かな?など予想をしたり、Twitterで話題性を生み、番組ファン獲得に貢献しました。通常WEBプロジェクトではテレビ番組が先行し、素材をもらいトーン&マナーを踏襲し作る流れが多いですが、番組ロゴから着手、提案ができた為、テレビ番組でもWEBサイトのトーン&マナーが踏襲される逆の流れとなりました。

SP:TOP
SP:DETAIL
SP:PRESENT CAMPAIGN
PC:MENU OPEN
PC:PRESENT CAMPAIGN